2連覇を狙う世界1位の大坂なおみ(21=日清食品)に追い風だ。大会前は、2連覇しても1位から転落する可能性があった。しかし、1位を争っていた現在2位のバーティ(オーストラリア)、同3位のプリスコバ(チェコ)が、そろって4回戦で敗退。大坂は、優勝すれば、自力で1位の座維持が確定する。

大坂は、今大会直後の9日発表予定の最新世界ランキングでは、昨年優勝の2000点が消滅する。今年2連覇を達成しても、そこに2000点が加わるだけで、プラスマイナス0点。9日の得点は、大会前の8月26日時点の6606点以上には絶対にならない。

バーティは、4回戦敗退で6501点止まり。ベスト8に進んでいれば、6691点となり、大坂が優勝しても届かなかった。プリスコバも4回戦敗退で6125点。大坂は、4回戦進出で4736点。まだまだ2人には届かないが、優勝すれば6606点で、その2人を上回る。

大坂の4回戦は、日本時間3日午前1時開始のセンターコート第1試合に組み込まれた。大坂は、同12位のベンチッチ(スイス)と対戦する。対戦成績は大坂から1勝2敗だ。

◆全米オープンテニスは、WOWOWで8月26日~9月9日、連日生中継。WOWOWメンバーズオンデマンドでも配信。