日本武道館で7日、行われた空手プレミアリーグ東京大会第2日で、試合結果が覆るトラブルがあった。

女子組手61キロ以下級準決勝の染谷真有美(26=茨城県競技力向上対策本部)-レイラ(フランス)戦。試合は1-1で終了し、先にポイントを挙げていた染谷の勝利で終了した。しかし、フランス側が終了直前にレイラが放った突きが決まっていたと抗議。それが受け入れられて2-1でレイラの決勝進出が決まった。

組手の試合では4人の副審のうち2人以上が旗表示をすれば技が決まったと判定される。レイラの左上段突きに2人の副審が旗をあげたが、主審がそれに気づかずに試合は終了した。フランス側の抗議はルールに従った正当なもので、大会本部も主審のミスを認定。その後の日本側の抗議も受け入れられなかった。

染谷は試合後、メディアの取材に対して8日の決勝への決意を語っていたが、その後に敗戦と3位決定戦に回ることを知らされた。