2010年(平22)バンクーバーオリンピックで8位に入賞した、元スノーボード代表の国母和宏容疑者(31)が6日、大麻取締法違反で逮捕された。

国母容疑者は14歳だった2003年(平15)に開催された、バートン・グローバル・オープンの1つ、全米オープンで2位となり注目された。17歳だった06年、トリノオリンピックでハーフパイプ(HP)に初出場も、23位に終わり予選敗退した。

10年のバンクーバー五輪では8位入賞も、選手村入村時に日本選手団公式ウエアのネクタイをゆるめ、シャツのすそを出してバンクーバー入りするなど、態度が悪いなどと抗議が殺到。入村式後に開かれた記者会見で「反省してます。競技に影響はありません」と口にした一方で、質問を受けて「チッ、うるせーな」と言い、抗議が殺到。開会式を欠席する事態となった。帰国時には服装を整えていたものの反省の言葉はなかった。一連の行動は物議となった。

国母容疑者は米カリフォルニアに在住だが、インスタグラムによると4つのスケートウェブムービーの披露試写会「Ozone Present by G-SHOCK」の上映を受けて、10月に入り新潟県の村上市スケートパークや北海道旭川市を訪れていた。