全日本ジュニア選手権優勝の河辺愛菜(15=関大KFSC)と同3位の吉田陽菜(14=名東FSC)のジュニア勢2人が、SPに続いてトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に挑戦。ロシア勢に続いて日本でも女子のジャンプ新時代が加速した。

見事に着氷したのは河辺だ。演技の冒頭でスピード感のある助走から勢いよく踏み切り、しっかりと回りきった。紀平と同じ浜田美栄コーチに師事。「自分の良いときの映像と梨花ちゃんの映像を比べている。SPで失敗していたので、成功して良かった」と笑顔を浮かべた。これでフリー112・76点、合計169・28点。3回転ルッツで転倒したため「満足度は65%」と言うが、来月のユース五輪(スイス)の表彰台へとつながっていきそうだ。

一方、失敗した吉田も果敢な挑戦に充実の表情。「来年はトリプルアクセルも4回転もできるようにしたい」と目を輝かせた。