日本水連は7日、都内で常務理事会を開いた。東京オリンピック(五輪)代表選考を兼ねた4月の日本選手権で、賞金を出す方針を決めた。

国内では北島康介杯で賞金が出るケースがあったが、坂元専務理事は「日本水連主催大会では初めて。日本水連スポンサーのご好意で賞金を出します。選手の励みになって大会が盛り上がればいい」。賞金額、対象範囲、世界記録などのボーナスについて今後、詳細を決める。

最近は国際水連主催のチャンピオンシリーズや国際水連と無関係の国際水泳リーグなど賞金大会が始まっていた。同理事は「世界的な流れとは別」としたが、昨年末から賞金制が具体化。結果に対する報酬という日本競泳界にとって新しい形が広がる可能性もある。

この日は代表に内定している瀬戸大也(25)を競泳日本代表の主将にすること、五輪メダリストを21年世界選手権福岡大会の代表に内定することも決めた。