日本ボクシング連盟は23日、2月3~14日に中国・武漢で開催予定だった東京オリンピック(五輪)アジア・オセアニア予選が中止になった件について、この日未明に国際オリンピック委員会(IOC)から連絡があったと発表した。

同地で発生した新型コロナウイルスの影響による判断だったが、IOCからメールの内容は、「予選をどの時期にどこで実施するかは今後の協議をすすめる」というもので、日本連盟は今後の動きを注視しながら強化を続けることになる。早ければこの日にも代替地と日程が決まる見通しもあったが、先伸ばされることになった。

日本連盟の内田貞信会長は「お亡くなりになった方や感染された方には、心から哀悼の意を表します。IOCからの内容では中止となった事実のみでした。日本連盟としては、今できることを全力で取り組むことだけです。オリンピック出場枠の獲得に全力を注いでくれると確信しています」とコメント。アスリート委員会委員長でライト級代表の成松大介は「私たちは、オリンピック出場権獲得に向けて努力するだけです。充実した練習を積み重ねて、時期や場所が決まれば最終調整をして結果につなげるだけです」とした。