2連覇を目指す紀平梨花(17=関大KFSC)が首位発進した。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を成功させるなど、自己ベストまで2・79点に迫る81・18点を記録。上位3選手が出席した会見での主な一問一答は以下の通り。

-演技を振り返って

紀平 とりあえず全てのジャンプを決めることができたのですごくうれしいけれど、100%じゃなかったので、修正して、フリーでは加点が付くジャンプを跳べるように頑張りたいです。

-フリーでどんな演技を

紀平 明日(7日)の練習と明後日(8日)の練習で4回転サルコーもやって、その感触で変更するかもしれないけれど、今のところはいい状態で調子を保てている。練習で確認して(4回転導入を)決めたいと思います。

-3位の劉永(韓国)とは同じ浜田美栄コーチに指導を受けている。効果は

紀平 劉永ちゃんが今シーズンあたりから一緒に練習するようになって、練習から安定感が抜群。私も練習の中で波があったりすることが多いので、劉永ちゃんの練習を見て、練習でもノーミスを目指していて。練習も真面目にやっていらっしゃるので、いい刺激になっています。

-シーズン後半で世界選手権(3月、カナダ・モントリオール)も近づいている。今大会で4回転に挑戦して、形にしたい思いは

紀平 私も世界選手権までに、できるだけ4回転を試合で数多くこなしたいと思っています。ミスだけはしたくない気持ちも大きくて、明日、明後日の練習でどこまで感覚にはまるかを考えて。いい状態に持っていけるように頑張ろうと思いますし、世界選手権で決めたいので、それまで試合で決めることができたら。慎重に考えて、ノーミスの演技を目指してやりたい。

-今の2位(テネル)との点差(5・25点)でフリーは大丈夫か

紀平 まだ自分の点数しか自己評価していないので、相手と比べていないけれど、私はショートでミス無くできたことを安心している。フリーではいいジャンプを跳んで、自己ベストを出したい。それができれば、順位も優勝が見えてくる。私は自分の演技に集中したいと思っています。