島田市内で強化合宿中の卓球シンガポール代表チームがこのほど、島田北中を訪問し、「交流会」を行った。08年北京五輪で団体銀、12年ロンドン五輪でも団体とシングルスで銅メダルを獲得したフォン・ティエンウェイ(33)ら選手8人が参加。生徒約100人と笑顔で触れ合った。

同国は、女子団体で東京五輪の出場権も既に獲得。デモンストレーションで世界トップレベルの技を披露すると、会場には感嘆の声がもれた。また、卓球部との“親善試合”では、身ぶり手ぶりを交えて直接指導する場面も。金言を受けた部員たちは、夢中でラケットを振った。

フォン・ティエンウェイからアドバイスを受けた西本和華さん(2年)は「やさしく、的確に教えてくれてうれしかった。この経験を生かしていきたい」と目を輝かせた。【前田和哉】