バスケットボールBリーグのレバンガ北海道、桜井良太(37)が20日、オンラインでの契約更改会見に臨んだ。

最年長のレジェンド折茂武彦社長(50)が現役引退し、来季はチーム最年長となる。「新生レバンガ北海道として始まるシーズン。折茂さんがいなくなって成績が悪くなったと言われないよう、選手として、精神的支柱として、チームを引っ張っていきたい」と気を引き締めた。

今季は主将就任も、コンディション不良で1試合平均プレータイムは6分57秒。持ち味の運動量を生かした献身的プレーを思うように発揮できず、トヨタ自動車(現A東京)時代からの先輩である折茂が、引退会見でファンに「桜井良太を応援してあげてください」と呼びかけるほど。桜井は「いいパフォーマンスをしてこそ応援してもらうもの。そこに達していなかったということだし、折茂さんにそう言わせてしまい、情けない」と反省した。

2季連続の主将就任については「最年長なので候補に挙がると思うが、立候補はしない。チームに決めてもらいたい」。まずはプレーでチームをけん引することを最優先に考え、状態を上げていく。【永野高輔】