日本バレーボールリーグ機構(Vリーグ)は4日、来月17日開幕する新シーズンに臨む2部と3部の男子計4チームが参加辞退したことを発表した。新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、チーム関係者の健康安全と、業務への影響などを考慮したという。これにより2部男子は計11チーム、3部男子は計4チームで開催する。参加チーム変更後の開催日程は、今月中に発表する予定。

参加辞退するチームは2部男子のトヨタ自動車サンホークスと警視庁フォートファイターズ、3部男子のトヨタモビリティ東京スパークルとアイシンティルマーレ。

このうちトヨタ自動車サンホークスは、感染状況が依然広がる中で職場への影響を考慮して参加辞退した。担当者は「シーズンが始まって各地に遠征に行くようになったとき、自覚症状がないままウイルスを職場に運んでしまったら…。迷惑はかけられない」と苦痛の胸の内を明かした。

嶋岡健治代表理事会長は「開幕に向け準備を進めているところですが、一部チームの不参加は残念なことで、ファンのみなさまにも大変申し訳なく思います」などとコメントした。【平山連】