車いすテニスの4大大会史上初めて、日本女子のシングルス対決が実現した。世界2位の上地結衣(26=三井住友銀行)に、4大大会初出場で同9位の大谷桃子(25=かんぽ生命保険)が1回戦で挑戦。上地が、経験で上回り、6-2、7-6の1時間24分でストレート勝ち。ベスト4に進出だ。

大谷は、大会主催の米国テニス協会から出場決定のメールが8月に届き、「憧れの舞台だった。舞い上がってしまった」。しかし、せっかくの1回戦が日本人対決で「ここまで来て、上地選手とか、というのはあった」と、少し悔やんだ。

上地は、世界ツアーが中断期間中、車いす自体の調整に取り組んだ。自分の体を車いすのシートに固定するためのベルトを採用。これまで、シートの中で体が動く感覚を好んだが、「きっちりと打てる感覚がほしくなった」と、シートとの一体感を求めた。来年の東京パラリンピックまで試行錯誤していくつもりだ。

対戦は、4大大会を数多く制し、世界1位も経験した上地が、大谷の強打を、安定したストロークで逃げ切った。「日本人で2人はなかなかない機会。初戦で当たるのは残念だった」と上地。憧れの選手が大坂なおみだという大谷は、「1セット目は緊張してしまった」と、晴れの舞台を実感していた。

◆全米オープンテニスは、8月31日から、WOWOWで連日独占生中継。また、WOWOWメンバーズオンデマンドでも配信予定。