アメリカンフットボールの東西大学王座決定戦・甲子園ボウルで、13日に因縁の対決が実現する。

関西代表の関学大は12日、兵庫・西宮市内で最終調整。関東代表として3年ぶりに出場の日大は会場の甲子園球場で前日練習を行った。

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関学大の優位は動かないだろう。反則問題で渦中の1人となったQB奥野も4年で集大成となる。RBも層が厚く攻撃力を誇る。守備も安定していて、特に堅いパス守備で立命大に逆転勝ちした。

日大が関学大V3を阻止するには、不安材料が多い。QB林に加えて、DL伊東主将も右足負傷からの復帰戦となる。ここまで守備には粗さも目立つ。

日大の勝利には川上中心のRBトリオによるランがまず鍵になる。関学大も立命大のランにてこずった。橋詰監督の母校の戦いぶりは、いい手本になる。林も今季は封印してきたが、足は元気なはずで3年前も再三快走している。

両校対戦は30回目で日大が17勝10敗2分け。3年前は関学大優位とされたが、日大が23-17で勝っている。関学大にとっては甲子園ボウルでは11年ぶりの敗戦だった。苦手意識がありそうだ。