バスケットボールB3リーグのベルテックス静岡は、来月の今季開幕を前に静岡市清水区で新体制を発表した。

発表会には、今夏にBリーグチェアマンに就任した島田慎二氏(50)が招かれた。講演では、島田氏が率いた千葉ジェッツなどの売上高や、地元にもたらした経済効果を説明。静岡の地域性から「売り上げを十分伸ばせる」と、ベルテックスの成長の可能性を示した。「チームは地元を活用し、地域はチームを育てて、その恩恵(経済効果)を後から還元してもらう」と仕組みを説いた。

その後に田辺信宏・静岡市長(59)とベルテックスの松永康太社長(36)が加わり、3人でトークショーを披露。田辺氏は「スポーツは人々の心を1つにする。行政を挙げて力いっぱい応援する」と強調。一方で、早期に経済的価値を生み、行政支援からの自立を願った。島田氏は、バスケ人口2万人で全国9位の静岡県について「ポテンシャルが高い」と評価。「バスケットで熱狂をつくってほしい」と訴えた。