SP2位の鍵山優真(17=星槎国際高横浜)は、2年連続3位だった。宇野と羽生に挟まれた滑走順。「最初は今季で1番緊張した。嫌でも(宇野選手の)点数が聞こえちゃう。『190点』と聞こえてヤベーと思って」と滑りだした。

4回転トーループでステップアウト。しかしその後は苦しみながらも演技をまとめた。180・19点で合計278・79点。宇野に6・02点届かなかった。2人との差を聞かれて「完璧な演技をすることはもちろんなんですが、失敗しても『この部分で素晴らしい点数をつけられる』という選手になっておかないと、世界のトップとは戦えない」。

昨年はSP7位から一気に3位。今年は、表彰台をしっかり意識して戦った。「すごくよかったといえないが、自分が今できることはできた。緊張に負けた部分もある。もっともっと練習が必要」と口にした。