来年2月4日開幕の2022年北京冬季オリンピック(五輪)まで4日でちょうど1年となった。

フィギュアスケート女子で全日本選手権2連覇中の紀平梨花(18=トヨタ自動車)は、五輪金メダルへ成長を続けている。中2で初成功させたトリプルアクセル(3回転半)は世界屈指の安定感。昨年12月には国際スケート連盟(ISU)非公認大会ながら、日本女子で安藤美姫以来2人目となる4回転ジャンプ(サルコー)を決めた。18年平昌(ピョンチャン)五輪は年齢制限を満たさず、翌シーズンにシニア転向。今年3月の世界選手権(ストックホルム)に向け「意識しているのはロシアの選手。戦っていけるような、もっと高い点数を目指したい」と誓っている。

坂本花織(20=シスメックス) 前回は17歳で6位入賞。質の高いジャンプに加え「年末に五輪が決まる。ミスはできないが、挑戦しないといけない」と向上心も高い。