葛西紀明が気まぐれな春風のいたずらに屈した。1回目は136メートルのビッグジャンプで2位につけて観衆を沸かせたが、2回目はまさかの109・5メートルと失速。優勝争いから大きく後退し7位に沈んだ。

「1回目と同じ条件なら勝てると思っていたが、2回目はほぼ無風。今日はいけると思ったが急に落とされた感じ。普段の行いかな。とにかくムカつく」と悔しそうに天を仰いでいた。