フィギュアスケートの世界選手権(ストックホルム)アイスダンスで19位となった小松原美里(28)、尊(29=ともに倉敷FSC)組が、夫婦で北京オリンピック(五輪)出場1枠獲得を喜んだ。

フリーダンス(FD)から一夜明けた28日、現地でオンライン取材に対応。美里は「アドレナリンが出過ぎて寝られませんでした」と笑顔を見せ、昨年11月に日本国籍を取得した米国出身の尊も「朝起きて『本当に良かったな』と思ってしまいました。今からもっと頑張りたいと思いますが、先生たちに感謝したいです」と余韻に浸った。

国内では今季から村元哉中(かな、28)、高橋大輔(35=ともに関大KFSC)組がアイスダンスで新たなスタートを切り、注目度が増している。まずは来季、五輪選考が控える。美里は「国内で順位をとるにあたっても、国際的にやる(競争する)にあたっても、やることは同じかなと思います」と成長を誓い、勝負のシーズンを見据えた。【松本航】