日本バレーボール協会は12日、22日と23日にグランフロント大阪で開催予定だった東京オリンピック(五輪)ビーチバレー男子の開催国枠代表決定戦を延期すると発表した。開催地の大阪では新型コロナウイルス感染拡大傾向にあり、大会実施に伴うリスクを考慮した。一方、同じ日程で東京・ドーム立川立飛で行われる女子大会は無観客で開かれる。

この大会には男女各6チームが出場し、優勝チームには東京五輪の開催国枠が与えられることになっていた。女子大会と同じ日程で開催するための代替会場の確保が困難なことから、男子大会は開催日と大会会場を変更する。新たな日程と会場について、同協会は現在調整中としている。

同協会は「主催者として大会の開催に向け、政府や専門家の提言および開催地自治体の発信等も踏まえて環境衛生保全の観点からさまざまな議論を尽くしましたが、感染拡大の収束が見込めないなか、観戦されるお客様をはじめチームや関係者を感染のリスクから守るため、苦渋の決断をいたしました」と説明した。