ラグビー元スコットランド代表主将のSHグレイグ・レイドロー(35=NTTコミュニケーションズ)は21日、日本代表が6月26日に対戦する全英代表ライオンズが偉大な「ドリームチーム」であることを説明した。

千葉県市川市で行われたイベントに出席。日本のファンに向けて「知らない方もいるかもしれないが、(強豪の)イングランド、スコットランド、アイルランド、ウェールズ代表の選手たちにとって、ライオンズに選考されることはとても重要。頂点でプレーできる特別な経験であり、非常に光栄なことである。ライオンズのジャージーを着るのは大きな意味がある」と、自身の経験も交えて力説した。

1888年に始まったライオンズは、イングランド、ウェールズ、スコットランド、アイルランドの特別選抜チーム。4年に1度編成される“エリート集団”で南半球を遠征する。初となる日本代表戦は、遠征前にテストマッチとして英国・エディンバラで開催する。35歳の世界的スターは「1つ特別なものがある。普段、ライオンズは他国で試合するが、日本戦は英国内で実施される。日本代表は自分たちのラグビースタイルを貫けるかが重要になる。アドバンテージがあるとすれば、最初の1、2試合は練習時間が確保できないため、調整不足の可能性がある。そこはチャンス」と勝負のポイントを挙げた。