競泳男子の入江陵介(31=イトマン東進)が18日、自身のSNSで現役続行を表明した。「来年5月、福岡で行われる世界選手権に向けて現役を続けさせていただきます」とつづった。08年北京五輪からトップを走り続けて、東京で4大会連続出場となった。「東京五輪が終わった後は引退することも考えました」とした上で「何かまだ心の中に足りないものがありました」と記した。

得意の背泳ぎで100メートル、200メートルともに戦ってきたが、今後は100メートルに絞る選択肢も口にしていた。日本代表で戦う400メートルメドレーリレーに対する思い入れが強く、自分を打ち破るような後輩の出現を心待ちにしている。「来年、代表に入れる保証はどの選手にもありません。日本代表になるという強い気持ちをもちろん持ちながら、自分のタイムを上回る若い選手が出てきてくれることを楽しみにしたいです」と締めくくった。