アイスホッケー女子日本代表「スマイルジャパン」の躍進の鍵は、決定力向上だ。

北海道・苫小牧で強化合宿中の選手らが18日にオンライン取材に応じ、開幕まで4カ月を切った北京冬季オリンピック(五輪)に向けた強化対策を明かした。本大会でメダル争いを狙う日本は今月末から欧州を転戦し、実戦経験を積んでいく。

8月の世界選手権(カナダ)では過去最高の6位(参加10チーム)に付けた。主将でFWの大沢ちほ(29=ダイナックス)は「(4年前の)平昌と比べても世界との距離は縮まっている」。さらに差を縮めるためには「得点を取る貪欲さが大事」と話し、合宿中にもゴール前で相手の守備を崩すプレーを練習しているという。

今月27日からハンガリー、スイス、ドイツと転戦する。飯塚祐司監督(47)は「本気の欧州勢に自分たちがどこまでできるのか見たい」と話した。