シニア1年目のカミラ・ワリエワ(15=ロシア)が、グランプリ(GP)シリーズデビュー戦を驚異の世界最高得点で制した。

ショートプログラム(SP)首位で迎えたフリーは4回転ジャンプ2種3本を成功させ、180・89点を記録。合計を265・08点とし、フリーと合計点が世界歴代最高となった。合計点は自らが持っていた世界1位の249・24点(21年フィンランディア杯)を大きく上回り、一気に260点台の領域に達した。

この日はトリプルアクセル(3回転半)の着氷乱れ以外は質の高いジャンプをそろえ、演技後はガッツポーズを見せた。

総合成績は以下の通り。

〈1〉カミラ・ワリエワ(ロシア)265・08点

〈2〉エリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)232・88点

〈3〉アリョーナ・コストルナヤ(ロシア)214・54点

〈4〉三原舞依(シスメックス)210・01点

〈6〉樋口新葉(明大/ノエビア)205・27点

〈9〉河辺愛菜(木下アカデミー)186・52点