カップル結成2季目となる村元哉中(28)、高橋大輔(35)組(関大KFSC)が、初の国際スケート連盟(ISU)公認スコアとなる大舞台を待ちわびた。

曲をかけての通しではフリーダンス(FD)「ラ・バヤデール」を念入りに確認。高橋は「初めて海外勢と公式練習、試合をやる。不安の部分も大きかったけれど、雰囲気もつかめてきた。最初は緊張したけれど、練習してきたことを十分に出して、この試合、この経験を楽しんでできたらと思っています」と誓った。

今季は9月に米国のローカル大会に出場。ISU非公認大会で合計214・44点を記録し、同じくISU非公認の全日本選手権(20年12月)から得点を60点以上伸ばした。村元は「そんなに国際大会は甘くない」と冷静に分析した上で「それぐらいジャッジの方も演技を見て、良かった印象があったからこそ、高い点をいただいた。それを自信に変えて、国際試合でそこまで高い点数は出ないと分かっているけれど、少しでも近づけるように、国際試合のジャッジの方にもいい評価をもらえるように頑張りたいです」と意気込んだ。

今大会は22年北京五輪代表1枠を目指す、全日本選手権3連覇中の小松原美里、尊組(倉敷FSC)も出場。リズムダンス(RD)は12日午後2時20分から行われる。【松本航】