昨年大会覇者の坂本花織(21=シスメックス)はGP2戦目を前に、「日本人最上位」を目標に据えた。

「2戦の結果が(北京)五輪の選考にも含まれるので、そこで日本人の中で最上位で終わっておきたい。アメリカでフリーがノーミスでできたので、NHK杯でショート、フリーそろえるのが目標。アメリカの時の自分に勝てるようにしたい」と掲げた。

10月の第1戦スケートアメリカでは4位。今大会の結果次第ではGPファイナル出場の可能性も残すが、国内のライバルとの争いに目を向けた。

この日の練習ではリンクの感触をつかむのに苦労している様子もあったが、「だいたい最初は氷の感触になれるのに時間がかかる」としながら、「今日は微妙…でした」と振り返る顔には恥ずかしそうな笑みもあった。

「今季は、意志を持って行動するという目標を掲げてて、何事もやらされているだけでは結果につながらない。自分が五輪に出たいという目標を達成するには何事も意志を持って行動しないといけないので、それをずっと胸に秘めて頑張ってます」

私生活から自分を律してきた今季。2連覇で先につなげたい。