B組の日本(世界ランキング35位)は格上の中国(同28位)に73-106で敗れ、前日に続く黒星を喫した。

大敗の中でも存在感を示したのが、代表デビュー戦となったポイントガードの寺嶋良(広島)で、チーム最多16得点をマーク。終盤に足を痛めたかベンチに下がったが、「出ている時間帯は、最後までハッスルしようとプレーした」と振り返った。

20-21年Bリーグ最優秀新人賞を受賞した期待の若手で、持ち前のスピードを生かし、ゴール下へと果敢にアタックを繰り出した。ホーバス監督は試合後、寺嶋について「よく頑張った」と及第点を与えたが、本人は満足していない。「得点の部分は良かったが、ガードとしてクリエイトできていない。そこは改善していかないと」。日本の新司令塔として、さらなる高みを見据えた。