1次リーグB組の日本代表、松村千秋（29＝中部電力）谷田康真（27＝コンサドーレ）組はニュージーランドを9－5で下して通算2勝3敗とし、五輪切符獲得へ希望をつないだ。

日本は第1、2エンド（E）に有利とされる後攻で連続失点を喫し、いきなり劣勢に立たされた。しかしその後、反撃に転じて第5Eを終えて4－3とリード。相手がパワープレーを選択した第6エンドに逆転を許したが、続く第7Eは日本のパワープレーで再逆転すると、最終第8Eに3点をスチールして勝利をつかんだ。

谷田は「苦しいスタートになったが、後半は自分たちがいい位置にドローショットを置く回数が増え、調子を上げていけた」と振り返った。前日までとは異なるアイス状態だった中で、松村千は「うまくアジャストとして試合を運べた」とうなずいた。

1次リーグ最終日となる8日はフィンランドと対戦。谷田は「ここからは気持ちで戦い切るしかない。他のチームの結果にもよるが、まだまだ可能性はある。目の前に一投に集中して次の試合を取りに行きたい」と力強い口ぶり。松村千も「チャンスがあるなら、それをつかむために戦い切る」とこぶしを握りしめた。

五輪最終予選の混合ダブルスには14チームが参加。残り2枚の五輪切符を得るには、2組に分かれた1次リーグで7チーム中3位以内に入ることが必須条件となる。