カーリング男女の北京冬季五輪最終予選は11日、オランダのレーワルデンで開幕して1次リーグが行われ、女子は18年平昌五輪で銅メダルを獲得したロコ・ソラーレの日本が11-6でイタリアを下し、白星発進した。

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第8エンドで日本が4得点を追加した後、イタリアがコンシードを行って試合が終了した。

「コンシード」とは相手チームの勝利を認めることで、世界カーリング連盟の競技規則に「真のカーラーは相手の気を散らしたり、相手がベストを尽くそうとするのを妨げたりはしません。不当に勝つのであればむしろ負けを選びます」などと記述されている「カーリングの精神」に基づいている。

テレビ中継などで、かつては「ギブアップ」の表現も使われていたが、近年は「コンシード」が定着。何点差など野球のコールドゲームのような明確な基準はなく、チームは第6エンド終了以降にコンシードを行うことができる。リードを許しているチームが相手選手に敬意を込めて握手を求め、競技が終了する。

「コンシード」(concede)は英語の動詞で「認める」「許す」「譲る」などの意味がある。