昭和学院が大逆転で、昨年ベスト4の高知中央を破り2回戦に進出した。

【スコア速報】ウインターカップ2021 女子スコア>

昨年準々決勝で敗れた相手に、ハーフで16点差をつけられる苦しい展開。後半もなかなか追いつけず、残り3分で11点差。しかし、ここから激しいディフェンスと相手のミスも重なり、残り2分で7点差。ガード田島のスティールからの得点などで、一気に1点差まで迫った。

残り2秒、田島のオフェンスリバウンドからつなぎ、最後は1年生の殖栗(うえぐり)佳穗が決勝シュートを決めて75-74と勝ち越した。

鈴木親光監督(53)は「最後は開き直るしかなかった。殖栗は1年生のフレッシュな気持ちの方が走れるかなと思って投入した。あの勝負どころで1年生でよく(シュートに)いったな」と選手の頑張りと、1年生の度胸に感心していた。

決勝のシュートを決めた殖栗は「この場面で自分にパスをくれたので、任されていると思ってシュートした」と興奮気味に話した。今年の夏に出場した国体の茨城戦で、同じような場面で最後の逆転シュートを外したという。ペイントエリア内からのジャンプシュートを微妙な距離で難しいが、しっかりバックボードにボールを当て確実に決めた。「あの距離のシュートは練習していました。先輩にいつも支えられてもらっているので、これからも自分たちも力になれるように頑張りたい」と話していた。

◆テレビ放送 男子決勝は12月29日午後1時からテレビ朝日系地上波で、女子決勝は12月28日正午からBS朝日でともに生放送。