B1新潟アルビレックスBBは25、26日、アウェーで滋賀レイクスターズと対戦する。24日は中之島体育館で練習を行った。左手舟状骨骨折で離脱していたSG遠藤善(23)が10月10日のアウェー三遠戦以来、18試合ぶりに出場する。新潟は現在18連敗中。三遠戦の試合中に骨折し、そこから始まった黒星の連鎖を復帰戦で止めるつもりだ。

左手はテーピングとサポーターで固められている。それでも遠藤は迷いなくドリブルを仕掛け、積極的にシュート。患部をかばうそぶりは見せなかった。「早く試合に出たかった」と遠藤。「自分が出ていたら、もっと積極的に仕掛けられる」。離脱前はスピードを武器にした攻撃で2連勝に貢献。勢いを失ったチームの姿がもどかしかった。再び走るバスケにチームを引き戻す自信はある。

治療を担当している医師からは「救世主になってください」と励まされたという。「自分の長所を生かして勝ちたい」。連敗を止め、上昇ムードに変えることが使命と心得た。【斎藤慎一郎】