ラグビーの全国大学選手権は1月2日に東京・国立競技場で準決勝が行われる。関西王者の京産大は、帝京大と対戦。31日は雪が舞う京都市内の同校で調整した。

相手は17年度まで9連覇した強豪で優勝候補筆頭。OBで元日本代表SOの広瀬監督は「(19年度まで率いた)大西先生(元監督)は47年間、一流選手がいないチームをどう勝たせるのかを試行錯誤してこられた。相手はスター軍団。京産は今まで築いてきた戦い方をする」と強調。泥臭く、ひたむきさで勝負する。

ミーティングでは過去に4強入りした国立の準決勝の映像を見た。90年度のWTB吉田、CTB元木(現京産大GM)ら擁する明大戦(15●29)には、2年生フランカー三木の父康司さんがNO8として出場している。三木は「ひたむきに明治とやり合っていた。僕も決意を持って入学している」とキッパリ。初の決勝へ。元木GMは「勝ちにいく。思い切り暴れて欲しい」。帝京の分析は万全。準備は整った。