高梨沙羅(25=クラレ)は合計246・2点で5位タイで21年最後の試合を終えた。

直近2戦連続4位で迎え、今季初の表彰台が期待されたが、22年に持ち越しとなった。W杯初年度11-12年シーズンから参戦する高梨にとって、トップ3入りがないまま年を越すのは初めて。

女子のW杯で初めてノックアウト方式(1回目は2人1組の勝者が勝ち上がる)が採用された。高梨は1回目92メートルを飛んで5位で2回目進出を決めた。着地でテレマークを決められず飛型点が伸びなかった。表彰台までは5・6点差で飛距離換算で2・8メートル差だった。逆転を狙った2回目は87メートルと距離が伸びず、順位を上げられなかった。

勢藤優花(24=北海道ハイテクAC)は15位、伊藤有希(27=土屋ホーム)は28位、岩渕香里(28=北野建設)は29位でW杯ポイントを獲得した。岩佐明香(25=大林組)は44位で2回目進出を逃した。