16年世界ジュニア女王の本田真凜(20=明大)が、体調が優れない中で演技を完遂した。

22年初戦のインカレに出場。明大のジャージーを着た直前の6分間練習では動けている様子で、演技序盤も好調だった、

冒頭のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)-3回転トーループはセカンドがやや乱れたものの、続く3回転フリップは成功。課題としていた技を跳ぶと、3回転サルコー、2回転半と決めた。

しかし、中盤から一変する。何度も左胸を押さえて苦しそうな表情を見せ、動きが止まりそうになる場面も。それでも、ステップアウトになったものの3回転ループ、1回転サルコー、2回転トーループ-2回転トーループ-2回転ループを意地で跳んだ。

演技を最後まで全うすると、佐藤久美子コーチに抱きかかえながら、大きく息をして呼吸を整えた。体調不良のため、予定されていた取材対応もなくなった。