静岡ブルーレヴズが連敗を「2」で止めた。東葛から5トライを奪い、34-27。今季2勝目(5敗)を挙げた。12-15の前半30分過ぎ、相手が狙った左隅トライを、新人FB奥村翔(かける、23)が体を張って阻止。前半終了間際には、CTB石塚弘章(28)が逆転トライに成功した。後半にもチームで2トライを追加。相手の反撃を1トライに抑え、逃げ切った。

先月30日のホーム大阪戦以来、約1カ月ぶりの白星だったが、試合後の選手たちには、笑顔が少なかった。相手のプレッシャーに屈し、流れをつかめなかったからだ。ロック大戸裕矢主将(31)は「前節の横浜戦(18●28)と同じになった」と反省した。

12チーム中11位と低迷しているが、8位以下はすべて2勝5敗。連勝すれば、プレーオフ進出枠の4位以内が見えてくる。堀川隆延監督(48)は「前に進むという自分たちのスタイルをやりきることを、この試合で学んだ。次に生かしたい」と強調。来月5日の次節アウェー東京ベイ戦を見据えた。