フィギュアスケート界を揺るがす措置に、「皇帝」が異を唱えた。

ロシア軍によるウクライナ侵攻を受け、国際スケート連盟(ISU)がロシア、ベラルーシの選手、役員を、世界選手権を含む主催大会に参加させないと発表したことに、06年トリノ五輪金メダリストのエフゲニー・プルシェンコ氏(ロシア)が持論を展開した。

2日に自身のインスタグラムを更新。「スポーツは政治ではないという立場を共有します」「大きな間違いです」と訴えた。

ロシア勢は今月21日から行われる世界選手権(フランス・モンペリエ)でのメダル有力選手が多数いる。北京オリンピック(五輪)女子で金メダルのアンナ・シェルバコワ(17)、銀メダルのアレクサンドラ・トルソワ(17)、4位のカミラ・ワリエワ(15)らの出場が有力視される中での出場禁止。

同氏は「一刻も早く全てが終息し、交渉が実を結ぶことを心から願っています」と望んだ。