1試合最多得点のクラブ記録を更新し、勝負の4月に弾みをつけた。東地区5位秋田ノーザンハピネッツがアウェーで同9位レバンガ北海道に105-68で快勝した。古川孝敏(34)が3点シュート(3P)9本成功を含む今季自己最多タイ30得点で躍動。リーグNO・1の3P成功率を誇るチームをプレーで引っ張った。

序盤から優位に立った。2点を追う第1クオーター(Q)残り5分35秒。この日2本目の3Pを決めると7連続得点。チーム全体で積極的に精度の高い3Pを放ち、9本中7本成功でリードを広げた。勢いは第2Qに入っても止まらない。4本連続3Pを含む古川の5連続得点などで一気に突き放し、前半を21点リードで折り返した。

後半も連係の取れたオフェンスで得点を積み上げ、終わってみれば今季初100点ゲームで1勝。前田顕蔵ヘッドコーチ(39)は「選手たちが思い切っていいシュートを打ってくれました」と笑顔で選手をたたえた。

リーグ戦は終盤。悲願のチャンピオンシップ(CS)初出場へ、負けられない戦いは続く。「クラブとして(CS出場の)チャンスがあることはうれしい。強豪チームとの試合が残っているのでチャレンジなシーズンになると思う。それを思いっきり楽しみたい」と力を込めた。27日の北海道戦が3月最後の試合。連勝を伸ばして春を迎える。