21年東京五輪(オリンピック)で金を含む3つのメダルを獲得した伊藤美誠(21=スターツ)が、ともにストレートで2連勝を飾った。A組の初戦で橋本帆乃香、第2戦で加藤美優を4-0で下した。
相手に流れを握らせない展開に持ち込み「2試合ともしっかりと落ち着きながら、相手の選手を見て試合ができた。自分の良さもしっかりと出せた」と満足げな様子だった。男女最上位が24年パリ五輪選考ポイント対象となる、アジア大会(9月、中国・杭州)のシングルス種目代表権を獲得。各組2位以内が団体種目の代表権を得る。
最終日の10日にはA組の残り1試合を控え、その先に決勝戦が待つ。まずはA組2連勝を飾った木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)との大一番。伊藤は「気持ちも、卓球もいい状態。今日たくさんまた寝て、明日の初戦、勝ちたいと思います」と力強く言い切った。【松本航】
◆暫定成績(第1日終了時点)
◇A組
木原美悠(2勝)
伊藤美誠(2勝)
橋本帆乃香(2敗)
加藤美優(2敗)
◇B組
佐藤瞳(2勝)
平野美宇(2勝)
石川佳純(2敗)
南波侑里香(2敗)