バスケットボールB1リーグの三遠は1日、本拠地の愛知県豊橋市内で新体制発表会を開いた。昨季限りでB1千葉J監督を退任した大野篤史氏(44)の監督就任が、正式に発表された。千葉Jを2017年から天皇杯3連覇、20-21季のリーグ戦初制覇に導いた名将が、昨季西地区最下位の三遠を強化する。「1日も早くチームが心を1つにし、次のシーズンを戦えるように全力を尽くす」と力を込めた。

移籍などの新加入選手は9人。東京五輪男子日本代表SF金丸晃輔(33)の入団も発表された。20-21季にリーグMVPを獲得した逸材は、「精密機械」と称される3点シュートが武器。「シュートをどんどん打って、チームに貢献したい」と意欲を示した。スタッフ9人も千葉Jから移籍し、大野監督を援護する。昨季10勝48敗に終わった三遠が、抜本的な立て直しに入る。【倉橋徹也】