東京オリンピック(五輪)7位入賞の玉井陸斗(15=JSS宝塚)が488・00点で銀メダルを獲得した。この種目では日本選手初の表彰台。世界選手権では日本勢最年少メダルとなった。

2本目を終えた時点で8位だったが、3本目の試技で大技の109C(前宙返り4回半抱え型)をノースプラッシュで成功させて一気に首位に浮上した。

4本目でも首位をキープしたが、5本目を終えたところで4位に後退。最後の6本目で得意の5255B(後ろ宙返り2回半2回半ひねりえび型)を成功させて再び得点を伸ばした。

最後の試技を終えた後、カメラに向かって投げキッスを見せた。

玉井は準決勝471・95点の3位で決勝に進んでいた。準決勝12位で決勝に滑り込んだ大久保柊(昭和化学工業)は決勝12位だった。

玉井は中学3年で臨んだ昨夏の東京五輪で、日本選手としてこの種目で21年ぶり入賞を果たした。24年パリ五輪で、さらなる上位を狙う。