プロ転向を正式表明したフィギュアスケート男子の羽生結弦(27=ANA)に対し、羽生の出身地、宮城県仙台市在住のシンガー・ソングライターさとう宗幸(73)が19日、「宮城県人として誇りに思う」などと、コメントを寄せた。

▽以下さとうのコメント

MCを務めるミヤギテレビ「OH!  バンデス」(月~金曜午後3時50分)では、子どもの頃から追いかけてきました。会見を見て寂しさ、つらさを感じず、プロのアスリートとして高みを目指す考えが伝わってきました。「芸能人とか、アイドルでも何でもない」と口にしましたが、そう見られている部分があったことは分かっていたでしょう。その上で、自分は高みを極めたい、という考えが出たんだと思います。

結弦君にとって、東日本大震災は人生において大変、ショックな出来事だと思います。忙しい最中でも10~20人しかいないような避難所を、ひそかに訪ねていた。人一倍、被災地への思いが強かった印象がありますし、今後も寄り添っていくでしょう。あれだけの高みにいっても、おごらない人柄は会見からも感じました。手を上げている人がいる中、終わろうとした司会に「もう1人、いらっしゃいます」と言った。宮城県人として誇りに思います。

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