フィギュアスケート女子でジュニア1年目を迎えた島田麻央(13=木下アカデミー)が、世界的にも高難度のジャンプ構成に挑んだ。

30日、関空アイスアリーナ(大阪・泉佐野市)で行われた全日本ジュニア合宿の公開練習に参加。フリーの曲をかけての通しでは冒頭に日本女子で唯一の成功例(国際スケート連盟非公認大会)がある4回転トーループ、続けてトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を組み込んだ。両方そろっての成功はなく「2種類やるのはすごく難しい」と明かしながら「毎日、いつでも跳べるようにしたい。今、一番(それが)難しいですが」と意欲的だった。

昨季はジュニアの1つ下のカテゴリーとなる「ノービスA」だったが、全日本ジュニア選手権で初優勝。ノービス年代のジュニア日本一は94年の荒川静香以来、27年ぶりの快挙だった。

今季からジュニアとなり、ジュニアグランプリ(GP)シリーズデビューも決定。第2戦チェコ大会(8月30日~9月3日)、第5戦ポーランド大会(9月27日~10月1日)へ出場する。同一プログラムに4回転と3回転半を組み込むのはシニアでも一握り。30年の冬季五輪を目指す逸材は「初めてのジュニアGPで自分らしい、納得する演技をしてファイナルに行きたい。初めての全日本選手権、世界ジュニア選手権に出場することが目標です」と意気込んだ。【松本航】

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