ショートプログラム(SP)首位の三原舞依(22=シスメックス)がまさかのハプニングにも動じず、優勝を飾った。フリー138・45点を記録し、合計207・61点となった。

驚きの展開となったのは演技後半に差し掛かったところだった。

5つのジャンプを全て降りてきたが、曲が突然ストップ。三原はそのまま無音で滑り続け、3回転ルッツ-2回転トーループ-2回転ループ、3回転ループを着氷させた。その後、演技を止め、CDを持って審判席に向かった。

会場内からはエキシビション時のアンコールのような手拍子が起こり、しばらくして会場に曲が流れた。7つのジャンプの部分の後からステップなどをこなし、演技を終えると笑顔を見せた。

無音で滑るまさかの展開ながら動じず、力を出し切った。