シニア1年目でショートプログラム(SP)7位の住吉りをん(18=オリエンタルバイオ/明大)が3位に入った。フリー2位の121・04点を記録し、合計176・29点。表彰台には立ったが「他の選手の出来もあって、自分の実力で取ったものではないです」と冷静な口調で振り返った。

フリーは冒頭で4回転トーループに挑戦。回転不足で転倒となったが、攻めの姿勢を忘れなかった。練習では好感触だったというが「本番になって少し弱気になってしまった」と反省。以降のジャンプでもミスがあったものの、3つのスピンは全て最高のレベル4をそろえた。

秋は11月のフランス杯でグランプリ(GP)シリーズデビューを飾る。大舞台に向けて「この状態でグランプリに行くことは絶対にダメ。しっかりとグランプリに間に合わせたいです」と意気込んだ。【松本航】