昨季3位の関大は41-2で同大に勝って、09年以来の優勝に向けて、実力を示した。

第1クオーター(Q)を0-0で終え、第2Q1分35秒、パントキックミスによるセフティーで失点。しかしその後RB一針拓斗(ひろと、4年)が80ヤード独走の逆転TDでオフェンス陣に火をつけた。

2TDを追加して前半を21-2で折り返した。後半にさらに2TD、FG2本を決めて、大勝で白星発進を飾った。

磯和雅敏監督(55)は前半戦の苦しい展開も「改善点が明確になった」と前向きにとらえた。

昨季は、全日本大学選手権の西日本代表校を決めるトーナメントの準決勝で、立命大に1点差の惜敗を喫して、甲子園ボウルへの道が断たれた。

磯和監督は「我々は一番強いと思っていない。関学、立命で僕らは3番目。でも試合の流れによって番狂わせできるレベルだと考えている」と静かに闘志を燃やしていた。【波部俊之介】