9月10日、F1第16戦イタリアGPの予選が行なわれ、フェラーリのシャルル・ルクレールがチームの地元でポールポジションを獲得した。

チーム創設75周年を記念した特別カラーリングのマシンと黄色いレーシングスーツに身を包んだルクレールは、地元大観衆の声援に応えた。

「簡単な予選ではなかったけど、素晴らしい結果になったね。マシンにポテンシャルがあるのは分かっていたけど、1周をいかにまとめるかが重要だった。最終アタックはパフォーマンスを引き出すためにリスクを取って攻めた。それが上手く行ったんだ」

2位にはレッドブルのマックス・フェルスタッペン、3位にフェラーリのカルロス・サインツ、4位にレッドブルのセルジオ・ペレス、5位にメルセデスAMGのルイス・ハミルトンが入ったが、ルクレール以外はパワーユニットやギアボックスの使用規定数を超えるペナルティ消化のためグリッド降格があり、決勝の2番グリッドには予選6位のジョージ・ラッセルが繰り上がる予定。グリッド2列目にはマクラーレン勢、5番グリッドにはピエール・ガスリー(アルファタウリ)がつくことになる。

角田裕毅も最後尾降格が決まっているため、予選は本格的な走行は行なわず。Q2に進出したあとは僚友ガスリーをアシストする役割も予定していたが、ガスリーがその手助けも必要のない実力を見せたため角田は走行せず15位で予選を終えた。(米家峰起通信員)