10月8日開幕のラグビー女子15人制ワールドカップ(W杯)ニュージーランド(NZ)大会に臨む日本代表「サクラフィフティーン」(世界ランク13位)が、大敗を糧にする。

24日には現地で行われた大会前最後のテストマッチで、開催国のNZ代表「ブラックファーンズ」と初めて対戦。12-95と圧倒された。先発したCTB古田真菜(24=東京山九フェニックス)はこの日「試合の中でどう修正していくか、考えることが一番大きな学びでした」と振り返った。

W杯では1次リーグB組で世界ランク3位カナダ(10月9日)、同6位米国(15日)、同5位イタリア(23日)と対戦。いずれも格上となり、試合中の苦しい状況で踏ん張る機会が多く訪れそうだ。

カナダ人女性のレスリー・マッケンジー・ヘッドコーチと選手は受けたショックを共有し「ここからW杯に向けて頑張っていこう」と誓い合ったという。古田は「終わったことから学んで、本番へ準備を進めようと切り替えました」と言い切り、大舞台を見据えた。【松本航】