レバンガ北海道が100-77で富山を下し、ホームで今季初勝利を飾った。PFアレックス・マーフィー(29)がチーム最多タイの17得点を挙げ、初スタメンに抜てきした佐古賢一監督(52)の期待に応えた。

昨季リーグ得点王のCショーン・ロング(29)が試合開始のコートにいない-。スタンドに駆けつけた2128人の不安を、背番号5が即座に消した。試合開始28秒、ドワイト・ラモス(24)から鋭いパスを受けると、相手ファウルを誘い、フリースローを2本決めて先制。第1クオーター(Q)だけで8点を稼ぎ出し、チームを勢いに乗せた。富山の浜口炎監督(52)を「(マーフィーは)機動力があって走れる。つかまえるのが大変でした」と悔しがらせた。

今季B1の24チームで唯一の開幕4連敗。厳しいマークでロングの得点力を奪われ、本来の力を出し切れない試合が続いた。「どのチームもロングに対してアジャストメント(対応)を入れてきた」と指揮官。5試合目でエースを下げてマーフィーを抜てきし、富山をかく乱した。「明日(16日)も今日と同じ遂行レベルで戦っていかないといけない」とマーフィー。ようやく手にした流れをすぐ、本物に変える。【中島洋尚】

◆マーフィーと並ぶチーム最多17得点をあげたPG橋本竜馬(34) 迷いなくシュートを打つことができました。今日の試合は今もう終わったので、明日に向かっていきます。