東京オリンピック(五輪)で2つの金メダルを獲得した女子の大橋悠依(27=イトマン東進)が59秒05で優勝した。

6月の世界選手権以来4カ月ぶりの実戦。「思っていたよりもいい感じで泳げた」。予選前に石松正考コーチから「考えすぎないようにいけ」と声を掛けてもらったことで、泳ぎに集中。4泳法での100メートルを一気に泳ぎ切った。

今大会までには、講演や水泳教室などで小学生たちと交流。純粋に水泳を楽しむ子どもたちとふれ合い、「自分も前向きな気持ちが持てればと思ったし、もっと楽しんで泳いでも良かったのかなと思った」。明るい表情で振り返った。

12月の世界短水路選手権に出場すれば2度目。「自分でもわくわくしている気持ちがある。楽しい気持ちで終われるように、ちゃんと練習しないと」と意気込んだ。

23日は200メートル個人メドレーに出場する。