フィギュアスケートの世界選手権(23年3月、さいたまスーパーアリーナ)に出場する日本代表選手が25日に発表され、全日本選手権が開催された大阪・東和薬品ラクタブドームで会見が開かれた。

男子は宇野昌磨(25=トヨタ自動車)、山本草太(22=中京大)、友野一希(24=上野芝スケートクラブ)。

2連覇がかかる宇野は「僕が言うことではないけれど、この選考基準っていうのはどういったものか僕にはよくわからないけれど、あまりうれしく思えない部分はあります。僕は頑張りたいと思います」、初出場の山本は「今回(全日本選手権)はすごく悔しい結果(5位)になってしまった。世界選手権では満足のいく演技ができるように頑張っていきます」、2年連続3度目の出場の友野は「うれしく思います。過去2回補欠での出場で、代表での出場が自分の中で目標だった。チャンスを生かしたい。世界選手権に向けて成長したい」と述べた。

女子は坂本花織(22=シスメックス)、三原舞依(23=シスメックス)、渡辺倫果(20=法大)。

2連覇に挑む坂本は「今度こそはSPもフリーもしっかりそろえて満足いく結果で終わりたい。去年も優勝できたので、今年も連覇を目指してやっていきたい」、6年ぶり2度目の出場となる三原は「代表の名前を呼ばれるまですごく緊張していました。全日本以上の演技が世界選手権でできるように練習を積んで、自信をもって滑れるように頑張りたい」、初出場の渡辺は「こうして選んでいただいて本当に本当にうれしい気持ちでいっぱいです。全日本(12位)では悔しい思いをした。世界選手権で晴らせるように頑張りたい」と誓った。

ペアは三浦璃来(21)、木原龍一(30)組(木下グループ)。

昨季は銀メダル。三浦は「過去2大会、自分たちのベストを尽くすことができなかった。今回はピークをもっていけるように頑張りたいと思います」、木原は「過去2大会は本当に悔しい思い。来年の世界選手権ではしっかり自分たちの演技ができるように頑張りたい」と掲げた。

アイスダンスは村元哉中(29)、高橋大輔(36)組(関大KFSC)。

「かなだい」として2年連続出場となる村元は「去年の世界選手権では納得いく演技ができていない。日本で開催される世界選手権で納得いく演技、トップ10を目指して頑張りたいと思います」、高橋は「今回出場することができてうれしく思います。前回パーフェクトにできなかった悔しさがある。挽回したいのとトップ10を目指して頑張りたい」を見定めた。