帝京大を本年度から指揮するOBで元日本代表プロップの相馬朋和監督(45)が、初の大学日本一を感慨深げに振り返った。
10度の優勝を達成した岩出雅之前監督からバトンを受け、22年3月に監督就任。試合後の記者会見では「私にとって最初の4年生。これから何年監督できるか分からないけれど、最初の基準になる。本当に仲の良い4年生。試合に出る、出ないにかかわらず、常に一生懸命、チームのためにできることを探していた。学生スポーツの素晴らしさ、この年代の子たちが成長していく姿、そういった喜び、うれしさをたくさんくれた4年生だったと思います」と感謝した。
◇相馬朋和(そうま・ともかず)
◆生まれ 1977年(昭52)6月5日、神奈川・大和市
◆競技歴 幼少期から水泳、ソフトボール、柔道、サッカー、野球、バスケットボールに取り組む。「サッカーだったらちょっとぶつかったらイエローカード。感情的になって怒られていたのが、ラグビーは全て許された」。東京高でラグビーを始め、高校日本代表。帝京大に進み、00年に三洋電機(パナソニック→埼玉)に入社。2年目からプロ契約。05年に28歳で日本代表初キャップ。07年W杯フランス大会出場。14年に現役引退。代表24キャップ。ポジションはプロップ
◆指導者歴 14年からパナソニックのスクラムコーチ、ヘッドコーチを歴任。帝京大のスクラムも指導し、21年10月から同大学FWコーチ。22年3月から監督
◆胴上げ 現役時は体重120キロ、監督就任時で183センチ、130キロ。前回大会の優勝時に胴上げを経験。「岩出先生は胴上げされた時の姿勢、すごくきれいじゃないですか。『腹筋固めるのが大事』と言われていた。上げてもらいながらガチッと固まっているように感じた。後から聞いたら『ほとんど上がっていないから、姿勢が崩れていないだけだ』と言われました」
◆単身赴任 妻と2人の息子、1人の娘を群馬に残して都内で1人暮らし。「妻が理解を示して、背中を押してくれてできている。大変なのは子どもたち、妻。寂しい思いはさせてしまっていると思います」
◆座右の銘 一生懸命。「本当に体が大きい以外に目立った才能はない。『一生懸命』という言葉をいつも言うようにしています」
◆趣味 読書。「今はほとんど読めていないけれど、寝る前に何とかめくろうという気力はあります」


