第28回全国都道府県対抗男子駅伝の開会式が21日、広島市内で行われた。

22日午後0時半号砲で、広島市中心部の平和記念公園発着の7区間48キロで争われる。

優勝争いは過去5度優勝の兵庫、大阪に加えて、昨年末の全国高校駅伝男子で優勝した倉敷の優勝メンバー3人が入った岡山が引っ張る形だ。

倉敷からは1区(7キロ)に桑田駿介(2年)、4区(5キロ)に檜垣蒼(2年)、5区(8.5キロ)に南坂柚汰(3年)が配置された。

また3区(8.5キロ)には倉敷OBの東海大の石原翔太郎(3年)が起用されている。石原は今年の箱根駅伝で花の2区を走って9人抜きの区間4位だった。

「岡山旋風」が続くか、大きな注目が集まる。

15日の同女子駅伝では中学生区間の3区3キロで、ドルーリー朱瑛里(津山・鶴山中3年)が、区間新記録で驚異の17人抜きを披露した。

岡山陸上競技協会の神達(かんだち)靖久副会長(76)はドルーリーについて「これからも頑張って欲しい。学校にも友達にもすごい影響を与える」と、波及効果に期待している。

同日には新谷仁美(34=積水化学)が、女子マラソンで日本歴代2位の2時間19分24秒もマークした。

岡山勢の活躍は陸上だけにとどまらない。

昨年12月には若手漫才師が競うM-1では岡山・津山市出身のウエストランドが優勝した。

またサッカーの全国高校選手権では岡山学芸館が初優勝を果たしている。

ツイッターでは「#岡山旋風」も話題となっている。

【関連】駒大・田沢廉は欠場 長野最終7区は立教大・上野裕一郎監督/速報します